猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

White 〜blanche comme la lune〜感想

おすすめ度★★★★★
シナリオ 46/50
システム   6/10
キャラ      8/10
音楽       10/10
声優         7/10
絵            8/10

点数85

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不意打ちで複数主人公だったうえに有名なセリフで炎上したゲームだということをプレイ前に知っているかどうかで印象が変わってくるゲーム。最後までやれば神ゲーだと分かる。
マリカルートはねこねこソフトの神髄が見れた。わりとマリカルートだけにあるゲームだと言い切ってしまっても問題なかったように思う。

以下各ルート感想

ほたる
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いやまさか主人公がショタになるとは思ってなかった。
冒頭で
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こんな感じだったので当然主人公は兄だと思ってたらまさかの裏切り。シナリオもなんか唐突に妹がショタを好きになってたしつまらなかった。ない方が確実にマシなルート。

ブリジット
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見た目だけで言えば一番可愛い。シナリオはクソ。ブリジットの可愛さだけで耐えた。というかあのパッケージから考えるとどう考えてもブリジットがメインヒロインなんだよなぁ。初回盤パケとかヒロイン五人いるけど六割くらいブリジットが写ってるし。

カナン
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ショタ主人公はこいつの時だけだと思ってた。カナンルートはほとんど舞台設定説明みたいなもんだった。ショタ主人公の時は基本おまけだと思った方がいい。

クレア
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急に過去になって敵組織のトップが主人公になってビビった。マリカルートの前身みたいな感じ。


マリカ
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これぞねこねこソフトという展開だった。正直なぜ寿命を持ち過ぎた長命人は意識を失うのか、なぜナイフで傷つけられると意識を取り戻すのか、そこらへんの疑問は尽きないけどねこねこソフトが言いたいのはそこじゃないのでセーフ。どうしようもなくすれ違ってしまう二人を目の当たりにして僕はおいおい泣きましたね。

まあおそらくだけど脳の限界とかそこらへんが原因ではなくて心の問題な感がある。
クレアが発症したのも楽園を出たことがきっかけだったし。無垢なままでいられる島から外に出て、荒んだ人間の悪意を知ることで意識が死を選ぶのでしょう。長命人でも寿命が長い人間だけが発症するのはより長く生きねばならないという分絶望が深いからだと思う。そうなるとなんでブリジットのパパんが発症したかは謎だが。まあ椅子に座ってひたすらワイン飲んでたら嫌になってボケたのかもしれん。それかブリジットが生まれた安心と妻を亡くした絶望のダブルパンチからかもしれない。

とは言ってもねこねこソフトの神髄はそこではなく、ありきたりな日常の尊さを説く部分にあるのであまり考える必要はないのかもしれない。
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展開としてはルリのかさねに近いけど、オカルトがない分ルリのかさねの方が好みではあった。
だがこちらの方がボーカル付きの曲が多く、どれも名曲な為補正がかなりかかった。というかねこねこソフトのもう一つの神髄は神BGMにあるわ。


追記
ちょこっとファンディスクにて

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ほたると主人公のルートが補完されてました。
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幼くして両親をなくしたほたるのその兄の恋愛をねこねこらしさを踏まえて描写してた。
なぜこれを本編でやらなかったのか。というかレン君の存在は本当に必要だったのか。
まあこれを本編でやると他のルートの印象が薄くなって本題がどっかいってしまうのでファンディスク補完で良かったような気がしないでもないです。