猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

Sugar*Style感想

おすすめ度★★☆☆☆
シナリオ 30/50
システム   7/10
キャラ      7/10
音楽         7/10
声優         7/10
絵            6/10

点数64

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SMEEの皮を被った何か。ゴミ。怠慢の結晶。
雰囲気だけは歴代SMEE作品を感じさせるが主人公が見ていて不快。破天荒とキチガイを履き違えているようにしか見えない。SMEEは毎回ブランド買いをしていたが今作をもって考え直す必要が出てしまった。それくらい駄作。

以下、愚痴。


全体的に「手抜き」を感じさせるシステムがまず鼻につく。

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ヒロインルート選択は体験版終盤の一回だけで確定する。いっそウザいくらい選択肢があったSMEEだったが、メキラバ辺りから選択肢が減っていってついに一回選ぶだけで決まってしまうようになった。ヒロインを攻略している感覚が皆無。

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今作はエッチシーン以外の選択肢は二つしかなく、その二つ目の選択肢がこれ。
寮生活中の役割を選ぶというものだがこれも一回選んでおしまい。共通パートに茶番のようなやり取りが追加されるようになる。当然どのヒロインを選んでいても内容に変化がない。


しかも共通パートが何をとち狂ったかヒロインとの個別イベントの合間合間にちょくちょく挟み込まれてくる。つまり、

ヒロインパート→共通パート→ヒロインパート→共通パート→ヒロインパート→共通パート……

となるのでヒロインパートを見た後は二回目以降既読の共通パートが流れるのでそのたびにスキップする必要が出てくるのである。しかも共通パート地味に長い。その上で上記のクソイベントも合間合間に差し込まれるので実際は、

ヒロインパート→共通パート→イベントパート→ヒロインパート……

となる。なのでヒロインパートをやった後に共通パートをスキップしてクソみたいなイベントパートを見て、もっかいヒロインパートをやるというガチ苦行を何回も繰り返すのである。今後このゲームをやる必要にかられた人には、イベントパートどれ選んでもクソなので全ヒロインで同じイベント選んで共通と一緒に既読スキップすることをお勧めしたい。そもそもやらないことをお勧めするが。



そしてクソは加速する。



選択肢がほぼ皆無な代わりに追加されている他のゲームとの差別化点も一応あるっちゃある。
それがこの彼女の部屋探索パート。
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見たまんま彼女の部屋の私物を探索できるというシステムなのだが、特に理由もなく人の部屋の箪笥、小物入れ、挙句の果てにはゴミ箱すら漁る主人公を見せられる羽目になる。SMEEはこのパートなんで導入したん?面白いとでも思ったんか?二人目のヒロイン以降はパート入ると何も選ばず速攻探索終了した。時間の無駄。



SMEEで一番の魅力である肝心のギャグパートも基本的にゴミ。とりあえずキャラが大声で騒げばいいと思ってるんじゃないだろうか。大学や居酒屋で大して面白くもないのにひたすら大声で騒ぐキョロ充を見ているような内容だった。

実際主人公もヒロインもカスで付き合い始めてからは授業中に大声でイチャイチャし始めるため
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授業を妨害して教師に注意されるような展開がちょくちょく出てきた。
前作のメキラバも勤務中に職場でセックスする展開ブチかましてきたけど、この手の他人に迷惑をかける展開の何が面白いのか。まるで分らない。


良くも悪くもSMEE主人公及びヒロインは個性的なので同じ寮にぶち込むべきではなかったように思う。家の中という心安らぐはずの場所で騒がしい連中が5人も6人も集まって内容がないやり取りでごちゃごちゃ騒ぐ展開がひたすら続くのでやってて疲れる。

正直褒めるところがほとんどない。
メキラバの下手くそ絵師がまさかの続投で絵を褒められないし、

フレラバのquantum jumpに代表される良OPも今作はついに出てこなかった。


ありとあらゆる点で過去のSMEE作品を上回る部分が一つもない、SMEEの搾りかすみたいな作品でした。本当にガッカリです。