猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

ソーサレス*アライヴ! ~the World's End Fallen Star~感想

おすすめ度★★★★☆
シナリオ 44/50
システム   4/10(DMMはクソ)
キャラ      7/10
音楽         8/10
声優         8/10
絵            9/10

点数80

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クソゲーを待ち望んで買ったら思いのほか良い出来でどうしたらいいのか分からなくなった。

なろう系列にありがちな安易な異世界転生、安易なループではなくしっかりと考えられた舞台設定だったことに驚いた。だからこそ序盤になろうそのものみたいな展開をしてしまったことをもったいなく感じた。あれで回避した人絶対多い。僕もRTキャンペーン当たってなかったら買ってなかったし。まあだからこそ、期待値マイナスからのスタートだったからこそ楽しめたという点もあるけど。


序盤なんてジャム作っただけで絶賛ですよ。こんなんで期待しろというほうが無理。
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実際共通及び個別の出来はいまいちだった。特にヒロインのアキナはクソ。
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狭量なツンデレってほんとやっててイライラすんねんな。その上で逆境に弱いし視野狭窄だし主人公がこいつのどこに惚れたのか全く分からなかった。

その分他ヒロインは可愛かったけど。
その代わり出てくる敵役がたいがいクソだった。普通に主人公殺そうとするし。
もうちょっとやってて爽やかになる感じの敵役出してもいいんじゃないですかね……

まあ、この手のゲームはtrueさえ良ければ良い作品、みたいな風潮があるので良いのですが。


開始当初からいきなり仲間二人裏切る展開は良かった。
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身内同士の殺し合いはやっぱり燃えるねんな。
主要キャラの身内どころか主要キャラ自体ばんばん死んで見せ場にしていく展開はループ系の強みが良く出てた。


ループ系と思わせておいて実際はストーリー開始直後から数百年がたった世界だった系の展開は、今まで一度も見たことがなかったわけではないのだけど、序盤から物凄い程度の低いなろう展開をやってたのでまさかそんな伏線仕掛けてくるはずがないだろう、みたいな心の隙を巧みに突かれた形となった。
そこまで計算してのクソなろう展開だったとした脱帽である。
まあ数百年たったって設定なら砂糖が高級食品にはならないだろうしジャム作っただけで無双出来ないのでそこまでは考えてない気もする。


そう、全ては八百年前に寄生型の隕石生命体であるマザーストーンが地球に降り注いだのが悪かったのだ。
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怒涛のマザーストーンディスには思わず泣いた。マザーストーン君が何をしたっていうねん。


そして体験版範囲内でさんざんバカにされていた、
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がまさか最終決戦でもう一度出てくるとは思ってなかった。
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一見クソかと思っていた個別ルートが無駄ではなく、ネタだと思っていた円陣が今までの技と知識を全て記憶として継承したことの象徴として復活する展開には胸が熱くなった。

最終決戦の出来としては文句なしの出来栄えでした。
ところどころ文句はあるけれどセカンドOP始まってからは怒涛の展開で普通に面白かったので満足です。










ただ一つ、最後に、最大の不満があってラスボスになってた負け犬幼馴染属性持ちヒロインの美由紀ちゃんなんですけど

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このめちゃくちゃ美麗なCGと展開で、これは、来世で結ばれる展開くるだろうなぁってワクワクしながら最後までプレイしてたんですけど

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・・・・・・なんかよく分からんガキに寝取られてるんですけど。
違うでしょ。そこは美由紀ちゃん死んでから速攻転生して大人になった主人公の前に学生になった美由紀ちゃんが現れるとか、主人公が死んで転生したあとに美由紀ちゃんと再び幼馴染になるとかそーいうのでしょ。誰やこのガキはマジで。ふざけんなよ。