夢と色でできている感想

おすすめ度★★☆☆☆

シナリオ 30/50

システム   9/10

キャラ      8/10

音楽         9/10

声優         8/10

絵            8/10

点数72


ヒロインが可愛いだけ。シナリオが致命的にゴミ。つまりいつものフェング。なかひろはもうほんとダメかもしれんな。

以下各ルート感想

姫色

ひまわり学級の生徒がなんか一般学級に混ざってしまったみたいなヒロイン。純粋なガイジ。

周囲に頼ることなく、逆に頼み事はなんでも引き受けてしまう悪癖を持っている。そのせいで自身の成績が下がる、寝不足からの体調不良などの悪影響が出てて一切気にしない。片親育ち故の性格、みたいな書かれ方をされているが、周囲に心配をかけていることにまるで気付いていないお粗末な思考回路はまさにひまわり学級の名に恥じぬものだった。最終的に学園裏サイトで姫色を便利に使ってる奴が炎上して終了。

学園裏サイトって発想が既に古い。


紫織

主人公がいきなり手の甲にキスしてきたシーンで投げ捨てたくなった。
ヒロインの母親が子離れ出来てなくて鬱陶しかったので恋人ごっこで無理やり子離れされる的な展開。
ヒロインの見た目も声も可愛いのでシナリオがつまらなくてもなんとかなった。このルートは珍しく胸糞展開がないのも良かった。


かもめ

クーデレロリ巨乳コスぽんこつと、属性過多な女。こいつがいたからなんとかプレイできた感がある。
というかこいつさえいなければ買ってないのである意味戦犯といえる。
厳格な親と上手くいってなくてなんやかんやみたいなシナリオ。テンプレどころか使い古されすぎて腐り落ちてるまである展開だった。


ここまでやって、ヒロインの問題には全てそれぞれの親が関わってきていたので、そーいうベクトルの作品なのかと思ったら別にそうではなかった。ルートロックされてた残り二人のヒロインは親関係なかったし。


雲

ここらへんから本格的にシナリオがおかしくなってくる。
いやまあ猫の霊とかが出てた時点でおかしかったけども。雲だけなんか別作品の登場人物なのではないかというくらい異色で、霊能力もってる上に時間干渉や死者蘇生まで出来るという良くわからない設定になってる。なんやかんや自分を犠牲にして大いなる厄災を防ごうとしてたけど主人公が説得して終了。


恋

全ヒロイン攻略してロック解除される真ヒロイン。妹がルートロックされてるの意外と斬新。だいたいいつも負けてる印象があった。

体験版範囲で仄めかされていた、主人公が防衛軍を解体した理由、それぞれがもつ謎のベルの秘密、暗躍していた雲の力、などが明かされるルートだったわけだけど、4ヒロインかけて引っ張った割に本当にしょーもなかった。

しょーもないというよりは、見せ方が悪かった。過去主人公は崖から落ちかけた恋を助けるために自分が犠牲になる。そこにたまたま居合わせた雲がベルの力を使って主人公を蘇生。結果生き返った主人公ではあるが世界線の収束で自分がまた危険な目に合うだろうと予測し防衛軍を解散。そんなこんやでゲーム開始に至る。

クソみたいなキャラゲーから急にシュタゲ要素出されても失笑しか出なかったですね……


最終的に収束を逆手取って大事件になる前に誰かが犠牲になればええやろ理論で



雲、主人公、恋による自殺RTAが始まる。
この手の展開王道だけど過程がボロクソすぎてほんと見てて辛かった。最終的に防衛軍の絆パワーでなんとかなりました的な終わり方したけど、誰もこんなシナリオ求めてない。
絵も声優も可愛いんだからのほほんとしたキャラゲーやっとけば良かった。これ誰が悪いかといえば全てライターが悪い。恵まれた材料からクソみたいな料理出されて僕は辛い辛いなのだった。