猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

タマユラミライ感想

おすすめ度★★★☆☆
シナリオ 38/50
システム   7/10
キャラ    10/10
音楽         8/10
声優         8/10
絵            9/10

点数80

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全体的に丁寧に作られた作品。一部シナリオ展開に納得できない部分はあるものの綺麗に収まっていた。伏線が凄い、という触れ込みで気になって購入したがあまりそこに期待し過ぎると失敗する。どちらかといえば田舎特有の静かに流れ続けていく繋がりのようなものに心を打たれた。
あとみだりさんがくっそ可愛かった。
序盤で猿と狼(両方とも全然可愛くない)のツンデ恋愛もどきを見させられて買う気なくしたので買わなかったわけだけど伏線が良いとの感想を見て購入。最初にも言ったけど伏線自体はそこまで、というか結構見慣れた手法だった。カオチャとか。あっちの方がそこに関してはよっぽど魅せ方が上手かった。白が幽霊というのもわりと分かりやすかったし。まあ、あれはあえて分かりやすくしてる感があったが。というより隠すのを諦めているように感じた。

以下個別ルート

花子
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脳筋。ヒロインも敵も脳筋でやってて面白くなかった。
あとルート入った後に→主人公がデートに誘ってそのあと川で水遊び がテンプレ展開とされててヒロイン全員やったのが辛かった。田舎だから遊ぶところがなくて固定みたいなことを作中では言ってたけどただの手抜きにしか見えなかった。

みだり
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見た目も声も性格もキャラ付けも完璧だった。
キャラ萌えに関してはみだりさん一人で全部賄える。シナリオもイチャイチャしながらビデオ撮影というめんどくささも鬱もないキャラ萌えシナリオだったので良かった。
あとこのシーンの蝶々が飛び去るシーンは本当に美麗だった。まさか動くとは思ってなかった。

由岐奈
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展開が分かり辛いとかいろいろあったけど感動のシーンをこの立ち絵でやられるのはなかなか辛いものがあった。このゲーム全体に言えることだけど妖怪のキャラデザが割とクソ。ヒロインが可愛いだけに余計クソっぷりが目立った。それとこのヒロイン独特の個性的な言い回しなんだけどあれ可愛いか?


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初見だと由岐奈メインヒロインに見えるけどまさかの白メインヒロイン。まあ選択肢があからさま過ぎて共通で分かってしまうんだけども。

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↑最初は白の選択肢がない

ここらへんもうちょっと上手く隠してくれた方が白が隠しメインだと分かった時のカタルシスがあるはずだったので残念だった。このゲームはシナリオというよりも演出面で残念な部分が多い。もうちょっと魅せ方を工夫すればもっと良くなったと思う。いっそのこと途中下車形式で良かったし。

それでも見所はあって、特にお紅さん関連は良かった。
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最初はただ、時の流れの伏線のためだけに用意されたサブキャラ、くらいの印象しかなかったし最後まで目立った出番があったわけではないが逆にそこがサブキャラとしての印象的な深みを出していた。

吹奏楽で頑張ったシーンとか主人公の事が好きだったんだろうシーンとか、さらっと流されたシーンだったけど定年退職するくらいまで生き続けたお紅さんの人生の重さと相まって少し泣きそうになった。

多分だけど、お紅さんが主人公の正体に気付いていて一緒に暮らしていた、みたいな展開だったら涙腺崩壊してたのでそこは少し惜しかった。


そこらへんをね、
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フェレスルートでやってほしかったみたいなとこが凄くある。白メインもまあ、一貫性を保つならそれが一番ベストかもしれんが、フェレスここまで可愛いなら真の隠しルートとしてフェレス欲しかったよやっぱ。

それなりによかったけどあと一歩足りないなあ、という感想を抱くことが多いゲームでした。