猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

約束の夏、まほろばの夏感想

おすすめ度★★☆☆☆
シナリオ 30/50
システム  6/10
キャラ     5/10
音楽       6/10
声優        8/10
絵           7/10

点数62

付き合う→異能力で苦しむ→別れようとする、をヒロイン四人全員でやり切った名作。
他にルート展開思いつかなかったのか。何のための異能力設定なのか。ヒロイン全員幼なじみで一緒の家に暮らしてるとかいう設定もまるで活かせてないしオチも大したことなかったしほんとどみるは成長しないな!!!
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今回のどみるはファッション異能力物※の強みを全くと言っていいほど活かせていなかったように見えた。

※ファッション異能力物→学園恋愛をベースにしつつ要所要所で異能力や超常現象を挟んでくるタイプのエロゲの事。ゆずソフトのゲームだと思ってればよい

ファッション異能力物はイチャラブを学園パートで、シリアスを異能パートでそれぞれ住み分けてストーリーを作ることが最大の強みだと思う。恋人になった後の些細なすれ違いからヒロインが逃げ出して主人公がそれを探すとかいうクソ展開を、強敵との異能バトルに置き換えることが出来るのほんと発明ではないでしょうか。
さらに能力や超常現象をちょっとアレンジすれば簡単に差別化が可能な点も大きい。
差別化を実際の要素、例えば飛行機や天体観測なんかでやろうとすると、資料の読み込みなどがどうしても必要になってくるのに対して、ファッション感覚の異能力なら適当に設定すればいいしもうとにかく楽。プレイするこちらもその点を理解しているので頭からっぽにして楽しめる




と、思っていたわけですが

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恋人同士のすれ違いをわざわざ異能力で起こしてヒロインが走って逃げだすクソ展開を全ルートで作ってきたからね。強みとは何だったのか。

渚沙ルート
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声優が橘まおだし見た目が可愛いので一番期待したルートだったが、ルートの半分くらいりんかが出張ってきてグダグダしてた。三角関係を楽しめればまだ良かったけどルート入った直後に渚沙に告白されてカップル成立するのであとはもうひたすらすれ違いと勘違いのグダグダを見せつけられた。最後なんてヒロインが押入れに引きこもるとかいうクソ展開で全く面白いところがなかった。能力は幼馴染間のテレパシーだったけど肝心なとこで聞こえなかったり暴走したりともう劇場版ドラえもんの序盤のドラえもんレベルの無能っぷりだった。

星里奈ルート
幼馴染の未来をランダムで予知するいう能力で、幼馴染がバラバラになるという未来を見たがためにいろいろ頑張った結果、主人公と別れるという結論に至るガイジ。そもそもそんな理由で主人公と別れたら主人公絶対どっかいくだろ。主人公の気持ちを考えろよ。最終的になんかグダグダしてたら別れずにすんだけど良く分かりませんでした。
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あと素人と剣道するときは防具つけるべきだと思う。てっきりビジュアルの関係で防具を書いてないのかと思ってたけど普通につけてなくて不意打ち喰らってダメージ受けてた時は笑った。

陽鞠ルート
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声優が新人だし結構合ってたので最初は楽しめた。
ただ、山頂で日の出見ながら初セックス始めた時点でなんかおかしいなとは思ったけどそっからどんどん落ちてった。能力は幼馴染の嘘が分かる、というものと幼馴染の思考が分かるという二つ。後者を隠していた引け目で走って逃げた。まあ思考分かっちゃうのはきついわ。でもなんでこんなキャラゲーでそんな重い能力出したのか。アホなのか。

りんかルート
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声優が森谷実園であることくらいしか良いことがなかった。能力は記憶消去。強すぎて本編での使用はほぼ0だった。だからなんでそんな能力にするかな……。
結局幼馴染のみに通用する能力の正体はだいだい村に転生していた巫女が
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友達が欲しいとかいう理由で魂を5つに分割して転生した時の名残だった。最終的に全ての能力を巫女の遠縁であったりんかに戻して巫女がなんか成仏して終了だった。ほんとしょーもないわ。


良かった点が声優しかなかった。
ライター良いのを使わないなら今後どみるのゲーム買うことはないだろうなと思いました。