猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

イハナシの魔女感想

おすすめ度★★★★★

シナリオ  44/50

システム   5/10

キャラ       9/10

音楽           7/10

声優           9/10

絵              8/10

 

点数82点

こーいうので良いんだよこーいう、いやこーいうの「が」良いんだよこういうのが。といった作品。

「叔母夫婦に捨てられ、沖縄の離島に一人で住むことになった主人公が出会ったのは正体不明の美少女だった」

この導入でつまらないなんてことないてないんだよなぁ。

 

 

ルートは選択肢なしの一本道。

序盤は王道のボーイミーツガールから始まって、だんだんと伝奇、琉球宗教の要素がメインになってくる。

 

まず出てくるヒロインが全員可愛いんだよね。なんでルート一本しかないのか。

 

会話のテンポもキャラの魅力もそこらへんの商業エロゲ超えてるんだよね。

 

序盤はこの二人のヒロインを軸に日常話ベースでストーリーが進んでいくんだけど、終盤になるにつれて散りばめられていた違和感が伏線になって壮大な伝奇ベースのストーリーに変化していくのは壮観だった。

 

メインヒロインも可愛くて、最初は主人公を警戒してたヒロインが少しずつ恋愛感情を意識していって、最終的に嫉妬まで見せてくれるのでドキドキしてしまった。

 

王道のボーイミーツガール、伝奇、宗教、魔女、異世界などの様々な要素を巧みに取り扱って読み応えのあるシナリオを作り出してくれた作者には感謝しかない。辞め時が見つからなくて6時間くらいぶっ通しでクリアまで行ってしまった。

その上でヒロイン全員魅力的とかもう最強なんだよな。

 

テンプレ学園系エロゲしか出さない商業メーカーにはぜひ見習って欲しい作品だった。