猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

ジュエリー・ハーツ・アカデミア -We will wing wonder world-感想

おすすめ度★★★☆☆

シナリオ  38/50

システム   7/10

キャラ       8/10

音楽           7/10

声優           9/10

絵              7/10

 

点数76点

大戦犯、しらたま大先生。

せっかく伏線を頑張っても見開きのCGが微妙だと威力半減なんだよなぁ。

 

企画、冬茜トムの四作目。

緻密な伏線回収が持ち味のという今のエロゲ業界だと珍しいタイプのライターなので期待して買ったけどもうちょっと頑張れたんじゃないかっていう印象。いや伏線自体は良かったんスけどね。。。

 

特にしらたま絵が全然合ってない。バトル系の絵とかっこいい男の絵を描けてないんだよな。

序盤で隠していた主人公の意思解放シーンだけど、右腕取れとんのかと思ったよ、俺は。訓練積んだエージェントなんだからもう少し筋肉質でもいいやろが。こいつ本当に握力60あるのか?見栄張ってない?

これ多分アリアンナの足までしっかり描きたかったからこういう構図になったんだろうけど、ここは主人公がかっこいいシーンなんだからアリアンナ見切れるくらいでええやろが。しらたま大先生が女描きたいからってこうなった感が凄い。

 

あとこれ。サントラのジャケ絵かなんかか?
命懸けの戦いしてるんだからさぁ、もうちょっとなんかこう必死さとか、あるじゃん。

なんでネクタイ緩めてるんだよ。なんで襟立ててるんだよ。意味わからんわ。

 

ちょっと関係ないけどここのセリフは違和感あった。お前も人間だろが。

 

伏線自体は良かったんだけどね。アリアンナとか五階から落ちても死んでないうえに一か月で回復するのは通常の人間じゃありえないし。言われてみればっていう布石がちょくちょく置かれててハッとなったし。

 

あまりにも引っ張り過ぎててどこで回収するのか読んでて不安になったセシリアとχの開帳は熱かった。というかここが一番良かったかも。一体何を考えてるか全く分からなかったギメルおじさんの行動原理を一瞬で理解させられたのはライターの妙技やろこれ。伏線で言えば吸血鬼のシーンが一番の衝撃のはずなんだけど、吸血のシーンはちょっと絵がイマイチなんだよな。

ここも可愛い女の子はお手の物だけどショッキングな絵は描けないしらたま大先生がめちゃくちゃ足引っ張ってるんよ。

 

あとはまぁ正直メデューサの方に理があったのが気になった。どう考えてもヴァンパイアと人間の争い起こるじゃん。将来的に。

主人公がとち狂って人間とヴァンパイアは共存できるとか言い出したけど無理じゃん。パワーバランスが終わってるんよ。絶対人間密漁組織とか出来るよあれは。

自分だったらメデューサ側につくなぁこれってなるからあんまり主人公勢に共感できなかったもマイナスポイント。

 

あとルート分岐がクソすぎるだろ。ヒロイン寄りの選択肢を選んだらタイトル画面のおまけシナリオが解放されるだけで本筋にはほとんど関係ないし。せめて一回くらいエロシーンとか入れろや。たくさんあったらたくさんあったで目障りだけど一回もないのはそれも違うんだよな。育んだ絆で遊色とかいう合体攻撃出来るんだからせめてそのルートで選んだヒロインとなんかやれや。ルート分岐の意味あった?これなら選択肢なくして完全一本道にしておまけシナリオでいちゃいちゃしてた方が良かったと思うよ。俺は。せめて選択肢までスキップ実装しろ。

 

伏線回収は良かったけど全体的に惜しい要素が盛りだくさんでもったいない気持ちになったゲームでした。バトルやるならしらたま大先生は外した方がいいよ。