魂の名作、ナルキッソスを知っているだろうか。ステージななという同人サークルから生み出されたこのゲームは世界中で累計百万ダウンロードを記録している。余命いくばくかの青年と少女が病院を抜け出して車で旅をする2時間程度のショートストーリーで、詳細は省くが最終的に二人が目指すのが淡路島の灘黒岩水仙郷である。
ステージなな、ねこねこソフト信者として一度は行ってみたいと常々考えてはいたが割とハードルが高くなぁなぁで見送り続けてきたが今年は一念発起して聖地巡礼をしてきた。 ====
本来ならセツミちゃんと二人で行きたかったのだがあいにくとツテが無かったのでツイッターで募集したねこねこソフト信者で妥協してスタートした。あと本来なら病院がある埼玉からスタートしたかったのだが住んでる場所の関係上静岡からのスタートとなった。あと本来なら原作再現として大阪あたりまでは高速道路を使わずに下道を通りたかったのだが流石にめんどくさかったので最初から高速道路を利用した。今考えると最初から妥協しかしてないなこれ。
ルートに関しては先駆者のブログを適当にパクって参考にした。このブログが一番分かりやすかった。
朝10時ごろに出発して15時くらいに目的地に着くだいたい五時間のドライブを想定した。幸いにも渋滞に遭遇することもなく進むことが出来た。道中、適当に寄った大阪付近のSAで明石焼きとタコ焼きを食べた。
同行したフォロワーの一人がマジカルひよりん人形を普通に持ち歩いてSA入ってくのを見て信者力の高さを感じた。SA特有の不味くはないがことさら美味しいわけでもない料理だったが意外とテンションが上がっていたからなのか美味しく食べることが出来た。おいしいね。赤くない方がおいしいね。
その後も特に問題もなく淡路島に到着した。灘黒岩水仙郷に行くには淡路島の真ん中を通る高速道路を走るルートと南下したあとに海沿いを走るルートの二つがある。作中では後者のルートを通っていたのでそこくらいは原作再現しようと思ったのだけれど、道がくっそ狭いうえに入り組んでいてめちゃくちゃ後悔した。対向車が来ると終わりみたいな道を祈りながら走る羽目になるとは思ってなかった。
道がぉかしぃよこれ……
あと地図を見ると分かると思うのだけど、UFO神社やナゾのパラダイスとかいう非常に謎な場所があった。時間がなくて寄れなかったけど一体あれはなんだったのか。入り口でババアがめっちゃ手を振って勧誘してきてていっそホラーだった。
結局予定通り三時ごろに灘黒岩水仙郷に到着した。土曜日だったので結構混んでいたがギリギリ駐車場には並ばずに止めれた。水仙しか見るものがないので混む割には回転率が高いのでないかと思った。
今年は暖冬らしく開花率はこのタイミングだと五割程度だった。ここらへんはほんと運だな。開花状況が分かるサイトなりなんなりがないので遠征で行く場合はもうほんとたまたま咲いてることに賭けるしかない。
山に沿って咲いているので軽い山登りになった。セツミ先生にこのコースは結構厳しかったのではないだろうか、など作中に思いを馳せるなどをした。あと海岸が結構狭くて、一体どこで車の練習をしたのか、謎が残る一面もあった。
昔はナルキッソスのポスターが貼ってあったのだけど、今年行ったらなかった。ただ、判子コーナーにナルキッソスの判子があった。
そのあと現地で一泊して、翌朝もう一回灘黒岩水仙郷に行った。二回連続行く必要性あるのか疑問ではあったが同行者が行きたいと言ったので渋々行った。10時ごろについたのだけども、日当たりの影響で15時に行った時と比較して見栄えが良くなっていた。今後聖地巡礼に行こうと思っている人は午前中に行った方が多分楽しめる。ただ10時ごろから混み始めるので開園の9時に行くのがベストだと思う。
ナルキッソスの世界の一端に触れることが出来た、非常に有意義な聖地巡礼となった。
・・・・・・いやほんとここで終わってたら最高だったのだけども。
次に場所が近かったので鳴門の渦潮を見に行った。しかし渦潮の時期が春と秋らしくぶっちゃけなんも見えなかった。海だけ見て終わった。そのころからなんか妙に体調が悪く、咳が止まらなかったので途中でドラッグストアに寄って薬を買った。最初は花粉症だと思っていたのだけれで症状がガンガン悪化していった。ツイッターで聖地巡礼することを報告したらドライバーは複数が良いと結構な人数にアドバイスされていたのだけれど行きは普通に一人で運転しきることが出来た。それで調子に乗って帰りも一人でやろうと思ったのが最大の失敗で、半ば意識朦朧としながら帰宅したら熱が出てて次の日病院行ったらインフルエンザが判明して普通に熱40度出て死ぬかと思った。その後もやけに体調が悪くブログ記事書くのも二週間遅れてしまった。正直今でも体調あんまり良くない。意味が分からん。誰か助けて。
もし今後、車でわざわざ灘黒岩水仙郷まで聖地巡礼をしようというガチ信者がいたならば、二人くらいで交代しながら運転した方が良いです(切実)。
