猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

和香様の座する世界感想

おすすめ度★★★☆☆
シナリオ 39/50
システム   8/10
キャラ      7/10
音楽         8/10
声優         8/10
絵            7/10

点数77

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日本神話と妖怪をロミオの感性で再構築した舞台でのコメディ調の伝奇ゲーム。
神話知識はTIPSで解説してくれるのでクソ長長文をきちんと読む気力がありWIKIなんかで自分でも調べる人ならかなり楽しめると思う。そこらへん読み飛ばしてもコメディパートが楽しいのでわりと満足した。ただ、ラストが唐突なのが残念。
ミドルプライスなだけあってルートは一本道でヒロインは和香様一人。エッチは六人分あるが、都ちゃんの扱いは少し残念だった。序盤で出番ほぼなくなるし。
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可愛かったしウサだったのでもう少し出番が欲しかった。

ぬらりひょんの姿かたちから
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プレデターを持ってくる目の付け所は流石ロミオだと思った。
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序盤は平安とかそのあたりから唐突に現代に甦った妖怪が起こす騒動を中心としたコメディで、中盤からは裏で蠢く高天原の神々とのやり取りに変化していく。


イキる妖怪をカンストレベルの神姉妹が薙ぎ払っていくのはみなとソフトというか、たかひろ作のゲームっぽさを感じた。そして後半の神話創生や主人公、世界に対する伏線からはロミオを感じたので上手い具合に両者の個性が混ざっていた。


終盤になって判明する神姉妹の正体や主人公の出生の秘密やらの伏線がどんどん回収させていく部分は先が気になって一気に読まされてしまった。

ただそれだけにラストの終わり方が唐突で余韻が無かったのが残念だった。後日談でわりと補完はされたけど、唐突なエンディングを食らった時の肩透かし感は残ったままだったので、出来れば後日談にするのではなくて本編に入れておいて欲しかった。