猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

缶詰少女ノ終末世界感想

おすすめ度★★★☆☆
シナリオ 35/50
システム 10/10(ついにシルキーズプラスにバックログからのジャンプがきた!)
キャラ      7/10
音楽         7/10
声優         9/10
絵            8/10

点数76

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いろいろごちゃごちゃしたストーリー展開するけど、結局は終末とだけ向き合っていた更紗が周囲と向き合う為の物語だった。更紗から始まった終末のストーリーが最後にそこに収束するのはなかなかカタルシスを得られたし前向きな気持ちになれたけど、他のヒロインの扱いがおざなり過ぎたのはマイナスポイント。仮にキャラゲーとして見た場合地雷レベル。シナリオゲーとして見ればまた違うけども。
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更紗以外のエンディングがなかったのが非常にポイント低い。同ライターのはるまで、くるる。も似たような展開ではあったが、あれは一応各ヒロインそれぞれ何らかの救いがあった上での一本道だった。しかし今作はほとんど投げっぱなしで終わってしまっている。

特に烏森さんが駄目。発売前から『こいつ本当に攻略出来んのか?』感が付き纏ってはいたけど、普通に主人公とのエッチシーンなかったのほんとクソ。ここら辺はしっかりしてほしかった。


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八乙女、辻花は二人とも可愛かったが、エンディングがないのでやはり物足りなさが漂う。各ヒロインそれぞれにルートない点もボリューム不足を感じさせる要因になっていた。まあ、ライターがライターだから、で片付いてしまうのかもしれんが。


最初に言ったようにこのゲームは更紗の為のストーリーだった。
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というかものっそいシンプルに考えれば、拗らせたボッチが友達作って更生した、みたいなストーリーをごちゃごちゃさせてただけなのではないだろうか。

それでも、更紗がなぜ缶詰にこだわり続けていたのか、に対する回答が終末を望みながらもそれでも生きたいと望んでいたことからきていたのはなかなか良かった。
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並行世界や竜生九子などの超常現象について語らなくてもこのゲーム表現できてしまう点は個性なのか欠点なのか良くわからなかった。というかせめて竜生九子は九子出してほしかった。

魅力的なキャラクターがシナリオの犠牲になっていて、それでも一応シナリオはまとまっているゲーム、という印象でした。