9-nine-そらいろそらうたそらのおと感想

おすすめ度★★★★☆

シナリオ 41/50

システム  10/10

キャラ     10/10

音楽        9/10

声優        9/10

絵           8/10

点数87

前作よりシナリオのクオリティアップしてた。主人公の見せ場もしっかりあったし何より主人公とヒロインのやり取りが面白くその恋愛関係も新しかった。兄妹ルートいろいろやってきたけどこの重いけど軽い感じはなかなか良い。

前作は主人公と都ちゃんの馴れ初めから交際に至るまでを割と丁寧に書いてて普通のキャラゲー感が強かったけど今作は主人公が妹を異性としてほとんど意識してないし妹も妹で徹底して異性としての好意を隠してたのでルート終盤まではひたすら仲のいい兄妹のやり取りを見ることが出来た。

このゲーム一番の魅力が主人公と妹の軽快な掛け合いだと思ってるので良かった。



また、主人公がしっかりと活躍してるのも良い。この手のゲームって割とヒロインが頑張って解決するパターン多いけどヒロインにも主人公にもしっかり見せ場があった。

前作で微妙すぎるにもほどがあった自身の存在感を消す能力の拡大解釈で他人の存在感をゼロにして消滅させるとかほんと好き。

共通で敵から奪った発火能力と契約して戦うのとかほんと熱い。途中の援軍とかも良かったし。何より主人公にボイス付いてるのがポイント高い。そして上条さんボイスなのがさらにポイント高い。妹に桐谷華使うのもそうだけどぱれっとはほんといい声優選んだと思う。


そして恋愛パートも良かった。血のつながった兄妹ルートって割と近親相姦関係のクソシリアス挟んだりしてきたりしてくるのでもう妹攻略可能な時はもう全部義妹で良くね？派だったんだけど



妹の変態行動に対してガチで引けるお兄ちゃんとか斬新で良かった。

初体験も主人公が妹に興奮したら負けってことで一回記念にやるとかいうムード全くない感じで始まるし

一回だけのつもりが相性良くてそのままズルズルやっちゃう流れも良かった。


エンディングでも最終的に付き合ってるかどうか微妙なまま終わるけどこの兄妹はこーいう終わり方のがふさわしいと思った。



今までやってきたキャラゲーの実妹系シナリオでかなり上位にくる出来だった。一年に一回ロープラのボリュームしか出ないので追い続けるモチベが下がってたけどこのクオリティが続くなら待てるかなと思いました。