猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

神の国の魔法使い感想

おすすめ度★★★☆☆

シナリオ  36/50

システム   6/10

キャラ       7/10

音楽          9/10

声優          7/10

絵              7/10

 

点数72

ねこねこソフト20周年記念作。周年記念作は今まで10(スカレ)と15(すみれ)で出してて両方とも当りだったけど今作はいまいちだったな。

 

・良かったところ

いつものねこねこ描写は健在だった。現代を生きる主人公一味と過去を生きる村人たちとの別れの描写は片岡ともの良さが出ていたと思う。明治編の一幕は特にねこねこっぽい。ただこのシーンは妹を同席させてほしかった。過去編で父親に恵まれていない描写あったし、さつきよりも妹のほうが映えたと思う。

そのうえで寿命や百年単位の時の流れなどの抗うことが出来ないものに対してはちゃんと無力なのが良い。安易な奇跡を起こさないのがねこねこソフトやねん。

 

・悪かったところ

やっぱり中国ってノイズだわ。前半丸々主人公が中国語ボイスなのは感情移入の妨げになる。前作のクリスマスティナだと主要キャラ内の中国人は一人だったんだけど今作はほぼ中国人で構成されてたんだよなぁ。

 

あと流石にボリュームが足りてなかった。最初に降り立った時代が400年とかだったのに気づいたら1800年くらいまでぶっ飛んでるし。もうちょっと中間があっても良かったと思う。あと序盤に出たこいつさぁ、誰だよ。

って思ってたんだけど公式のXアカウントでネタバレしててカガミさんらしいですね。まぁ声が一緒だったのでワンチャンあるかと思ったけど、主人公に声をかけた理由がまるで分らんのよな。

 

こいつって1940年から小梅と一緒に2020年の中国に飛んだはずなので接触するタイミングがないはず。いやまぁこれは最悪描写しなくてもいいけど、さつきがどうやって戦争をなくす魔法を使ったのかは絶対描写しないと納得できないだろ。

 

ちょっと投げっぱなしな印象が残ってしまった。

 

次回作は中国関係なしで作ってほしいなぁ。。。