とりあえず、終わってよかった。
2012年にQが上映されてから実に9年。待たせすぎなんだよなぁ。
Qで地面にめり込ませたハードルを悠々とまたいだという印象。いやお前そのハードル低すぎだろ、感があったけどまぁ、転ぶよりはマシなのでオッケーです。
マジでQは意味が分からんかったからな。
今回の映画はむしろエヴァにしては非常に分かりやすかった印象。つまるとこ槍でやり直したエンドってことだろ。
序盤、ネルフユーロ基地奪還作戦。Qの時もそうだったけど序盤のなんも考えてなさそうな戦闘が一番ワクワクするんだよな。あとユロルはよ1.7まで下がれや。俺のドルを何時まで塩漬けさせるつもりだよお前は。ニアサーで潰すぞ。
戦闘後は話がQ終盤のアスカ達に戻る。トウジとかQで体操服出てきたから普通に死んだと思ってたけど普通に生きてて笑った。なんか娘とか生まれてたけど、僕はこの9年一体何をやってたんだろうか。ゲームしかしとらんぞ子供ってそれさぁ。みたいな精神的ダメージを与えられて鬱になった。こんなことならトウジ死んでて欲しかった。
眼鏡も生きてたけどアスカの裸見ても何の反応も示してなかったしお前らやってるだろ感が凄かった。終盤でアスカが自分はもう子供じゃないとか言ってたし普通に寝取られてました本当にありがとうございました。
その後は綾波が急に稲作始めてた。Q中盤のピアノの練習始めるシンジ君を思い出して若干の不安感を覚えたけど綾波が可愛かったし上手いことシンジ君の起爆剤になってたので良かった。というか綾波の稲作にめちゃくちゃ時間使っててこれ本当に完結するんかこれ大丈夫かって思ったけど上映時間二時間半だったんだよな。そんな長いと思ってなくて最後の方、シンジ君がゲンドウと戦ってる時に僕も尿意と戦ってました。
個人的に好きだったのは終盤のシンジ君とミサトさんの会話。
シンジ君の行動の責任は全て上官である私が取ります、みたいなセリフに不覚にもウルっときた。なんやかんやシンジ君と一番深く関係し続けていたのはミサトさんだったので、最後に二人の絆を見れて良かった。
サイクロプスゲンドウとシンジ君の最後の闘いも結構シンプルだった。結局ゲンドウはユイがいなくて寂しすぎて拗らせてただけだったので理解もしやすかった。ゲンドウにとって大切な人はユイしかいなかったけどシンジ君にはミサトさんをはじめたくさんの人がいたのでその違いが最終的な結末に繋がったんだと思う。
Qでいきなり何考えてるか分からなくなったミサトさんや、最初から何考えてんのか分からんゲンドウと対話して理解出来たというだけでなんか感慨深くなるの、無駄に年月懸けた強みというか狡さというか。
正直ラストで綾波がかおる君と良い感じになってたりアスカがケンスケと結ばれてたりしたのはマジでイライラするけどギリギリ許せそう。というかなんでマリルートなんだろうか。そこだけは最後まで分からなかったので誰か教えてくれ。