猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

ノラと皇女と野良猫ハート2感想

おすすめ度★★★★☆

シナリオ 41/50
システム  9/10
キャラ     9/10
音楽         8/10
声優        10/10
絵            8/10

点数85

前作のノリの良さを踏襲しつつ全体的なシナリオのクオリティは上げてきた良作。まさに「2」って感じ。ただなぜかユウラシアルートだけはサブキャラ並に短かったから残念。

メインはアイリス、ノブチナ、ルーシアの三人。ユウラシアとノエルと前作ヒロイン四人足してギリギリ一人分くらいあるし、メイン三人のルートが長いので普通のボリュームはあったと思う。

以下各ルート

・ユウラシア
短い。最初にユウラシアから入ったからあまりの短さに地雷を予感してしまった。話しも飛び飛びでわかり辛かったし。いつの間にユウラシアとお母様が感覚共有したの?
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可愛いっちゃ可愛い。可愛いからこそ短いのが残念。あと一部CG崩れてた。
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キャプテン翼と化したユウラシア・オブ・エンド

・アイリス
氷の国の王女様なのかそこらへんの幽霊なのか良く分からなかった。ノエルも良く分からなかった。アイリスの母親が既に朽ち果ててたみたいだけどあれがほんとにアイリスの母親なのかもわからなかったしあの国が何をしようとしたのかも分からなかったしぶっちゃけ全体的に良く分からなかった。
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キャラと見た目と性格は2のヒロインで一番好きだっただけに残念。あと序盤にちょっと出たノエルの声が封印されてるとかなんとかも良く分からなかった。あれ結局恥ずかしかっただけなん?

・ルーシア
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過去にケルベロスを倒して魔力が大幅に減衰したっていう1でちょっとでた設定をちゃんと活かしてきてた。
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パト、お母様も結構出番あって冥界ルートっぽい展開。わんさか出てくる犬の眷属を倒しながらルーシアとお母様の確執を少しづつ解きほぐしていくコメディとシリアスのバランスがちょうどよく取れた良ルートだった。

・ノブチナ
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サブキャラ中のサブキャラがまさかのヒロイン化でちゃんとヒロイン出来るんだろうかと心配だったけど普通に可愛いしシナリオもちゃんとしててびっくりした。
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それとCGのセンスが光ってた。夕焼けにノブチナの赤髪が良く映えてた。
シナリオもヤクザの抗争に巻き込まれて文化祭がめちゃくちゃになるとかいう謎シリアス挟みつつも重くなりすぎないように気を使っているように感じられた。
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あと唐突に始まるレースゲーム。フラッシュゲームクラスのクオリティだけどまさか生き別れの母親に会いに行くとかいうシリアス真っ只中にレースゲーム始まるとは思わなかった。HARUKAZEの意気込みと電波を感じた。
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パトラックRTA。ネット漁った感じ3分30秒台がいたので普通にビビった。どうやればそんなに短縮できるの?これでもかなり頑張ったんだけど。誰かコツ教えてください。



前作はパトリシアルートの出来だけが良くてそれ以外はクソシリアスといった感じだったけど今作はその反省をしたのかシリアスを挟みつつもコメディもしっかり展開してクソシリアス化を防いでそのうえでシリアスが終わった後に恋愛パートを持ってくることで爽やかなラストを演出していた。HARUKAZEは過去を踏まえて進化するメーカーだということを証明した良作でした。