猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

終わる世界とバースデイ感想

おすすめ度★★★★☆

シナリオ 39/50
システム  6/10(ディスクレス不可)
キャラ     7/10
音楽        10/10
声優         8/10
絵            7/10

点数77

世界系かつループ系。主要キャラをばんばん殺せるループ系の強みを生かしててよかった。でも誕生日を選択制にする必要あった?

とりあえずルートごとに感想

・Reverse Past
郁消失。

・Cassandra Syndrome
入莉消失

上記二つのルートは全然意味が分からなかった。まああえて狙ってそうしてるんだろうけど。そして勘のいいプレイヤーなら出たり消えたりしてる時点で電脳世界だって気づきそう。僕は気づきませんでした。

・Genocide Virus
大天使ちゃんちょっとヒスりすぎててあんまり好きじゃなかった。殺人ウイルスとかいきなり言われても困った。友人役のルカちゃんがちょっと使い捨て感あったと思う。もうちょっと出番あったほうが後々の展開で映えたんじゃないでしょうか。

・Glacial Period
柊ちゃん可愛い。母親の話題が出てきたあたりからパパリンが本当の父親だろうなぁとは思ってたけどやっぱ王道は強い。命がけで柊を助けるパパリン良かった。
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上記二つのルートは殺人ウイルスや即死氷なんかが出てきて意味が分からなかったけど、ウイルスと強制フリーズっていう点から電脳世界説がより補強されるんだろうなぁと後から思った。僕は気づきませんでした。


・I Am Legend
映画が元ネタ?見てないから知らないけど。織塚は報われないほうが可愛いと思いました。

・Reverse END
成子ルート。こんな有能だったっけこいつ。相変わらず郁は可愛い。

・Happy Birthday
大天使の相方もうちょっと大天使と絡ませてた方が良かったと思った。イメージ3205
ここなんでこいつ出てきたん?レベルだったし。

その点、柊とパパリンは良かった。
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正直ここが一番泣けた。頑固おやじと素直になれない娘系で最終的に親父の優しさが露わになるシーンは何度やってもいいよね。

成子と郁も良かった。この姉弟は結構序盤から絆を書いてたし。
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ところで現実で郁をバイクで挽いたのって陶也なんだろか。あそこと、織塚に落ちてきたガラスは終わバの二大迷宮だと思う。

・Epilogue
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綴り間違うのは卑怯。

挿入歌も素晴らしいし。ここは泣いてしまった。

個人的に主人公とヒロインが最終的に離別する系の話大好きなので大満足でした。


ーーーーーーーーーー感想ここまでーーーーーーーーーーーーーーーーー



・誕生日を自分の誕生日にするべきかどうか。

このゲームは開始直後に誕生日を設定する必要がある。
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デフォルトだと7/27だけど、レビューなどを見ると自分の誕生日を入力することを薦めているところが多いし、僕もツイッターなどでそう薦められた。実際その通りに自分の誕生日を入力してゲームを最後までやったのだけど非常に後悔した。

このゲームで誕生日が出てくるところは二か所。一つは入莉が実の兄のフリをしている主人公に何気ない会話を装って誕生日を確認して主人公の擬態を看破するシーン。もう一つはエピローグでイリが主人公の誕生日を祝うシーン。
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ここで最初に設定した誕生日を読み上げてくれる。
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ここら辺の演出的に、主人公の誕生日を祝いつつ、このゲームをプレイしているプレイヤーに対しても誕生日を祝っているわけだけど、この演出本当に必要だった?この一点に関しては醒めた以上の感想を持てなかった。

そもそも「ゲームの主人公=プレイヤー」っていう視点でゲームをやっている人からしてみれば自分の誕生日を祝ってくれてありがとうみたいな気分になるのかもしれんが僕みたいに「ゲームの主人公≠プレイヤー」(僕は神視点と呼んでます)からしてみるとヒロインが主人公を飛び越えていきなり僕の誕生日を祝ってきた感覚になるわけ。

いや違うでしょ。君が誕生日を祝うべき人は主人公でしょ。そもそもプレイヤーの存在を一キャラクターが気づいちゃ駄目でしょ。最後の最後になにやらかしてんのとなって凄まじい違和感を叩きつけられて感動のシーンを全身全霊で味わうことが出来ませんでした。本当に惜しいことをしてしまった。


なのでこれから終わる世界とバースデイをやる人にはこう言いたい。

「誕生日はデフォルトで」