猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

さくらにかげつ感想

おすすめ度★★★★☆

シナリオ 39/50
システム 6/10
キャラ     10/10
音楽       7/10
声優       8/10
絵           8/10

点数78

ポンコツ少女四人との共同生活。四人ともそれぞれ個性と魅力と主人公に対するスタンスの違いがしっかりしてて飽きなかった。四人のルートの結末はだいたい全部おざなりだけど隠しルートが破壊力高すぎて名作っぽく終わってる。

死んでしまった幼馴染に一目会うために四人のポンコツ少女をまともにすることになった主人公の物語。

まずヒロインが3/4可愛い。イメージ1525
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特に守里ちゃんが可愛い。最初から主人公に好意的にふるまってる他のヒロインに対して守里ちゃんは正統派ツンデレなのでいい意味で印象に残る。
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ただツンデレのデレの部分をシナリオの根幹にはめ込んじゃってたのでデレを純粋に味わうことが出来なくなってた点が痛かった。

そもそも優秀な主人公という触れ込みだったけどふたを開けてみればヒロインの問題は神様から貰った一度きりのチート魔法道具使ってなんか分かんないけど不思議な力で解決という適当っぷりを全てのルートでやらかしてた。正直主人公の優秀さはテストで満点とること以外に使われてた記憶がない

せっかくかわいいヒロインで固めてたのにシナリオの結の部分が適当すぎて足引っ張ってた。


とはいっても隠しシナリオで挽回できるのがこのゲームの凄いところ。
最初に死んだ幼なじみの夜九ころぶルート。まず名前からしていい。「よくころぶ」ってもう見た瞬間に駄目っ娘って分かる凄まじいインパクトもってる。
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会話回想から漂ってくるポンコツっぷりもたまらなく可愛い。
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主人公の回想だけという短い出番ながらも可愛さとこの娘が主人公を好きなんだなぁってことが伝わってくる。

隠しシナリオってだけあってとても短いけど結ばれないヒロインの魅力をこれでもかと詰め込んである。このシナリオのためにほかのヒロインのルートがあったといっても過言ではない出来でした。
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キャラ萌えとラストはとんでもなく出来が良いのであとは各ルートさえそれなりにすれば普通に名作だった惜しい作品。次回作に期待です。