猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

シルヴァリオトリニティ感想

おすすめ度★★★★★

シナリオ 46/50
システム  5/10
キャラ     9/10
音楽        9/10
声優        9/10
絵            8/10

点数86

前作主人公の使い方が良かった。目立ち過ぎず空気にならず、時に新主人公と対立し時に頼れる仲間として協力してた。新キャラも魅力的だったし、前作をリスペクトした上で前作の描写不足を補った理想的な続編でした。
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ゲーム中にステータス表示持ってきたのは英断。この手のステータスほんと燃える。


一番の良かったところは前作からあった謎の日本人優遇にしっかりした理由があったとこだった。ヴェンデッタだと日本人の生き残りは何故か優秀な人間が多いみたいなこと言われててちょっともやっとしたけど、日本国民丸ごと上位種になって世界を再構成していたっていう舞台設定だったという回収があったので納得。日本人が作った世界ならそりゃ日本人優遇されるわ。

まあ上位種になった人間が世界のルールを形作るっていうのはまんまディエスだったのでそこはちょっと差別化欲しかった気がしないでもない。

以下各ルート感想

アヤルート
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ヴァルゼライド大好きマン好き。
だいたいこいつが元凶、のギルベルトがラスボスのルート。ヒロインによってラスボスが違ってそれぞれラスボスとしての格があるあたりライターの力量が凄かった。最終決戦後主人公が一年経たず死ぬのはどうなん、と思う。

・ミステルルート
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ヴァルゼライド大好きマンのダインスレイフ君がラスボスのルート。
流石前作ヴェンデッタの発売後人気投票でヒロインと主人公ぶっちぎって一位勝ち取ったヴァルゼライド陛下だけあってシンパの数が半端ない。
ミステルさんはもうちょっと見た目なんとかならなかったんですかね。ちょっとおばさん感が凄い。

・レインルート
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ヴァルゼライド大嫌いマンのケルベロスがラスボスのルート。
このゲームヴァルゼライド登場しないくせにみんなヴァルゼライドに影響されてるからスゲーわ。

どのヒロインのルートでもラスボスが違い、主人公の覚醒形態も違い、そのうえで全部のルートできちんと燃える展開書けてるのは圧巻の一言。タイトルにトリニティと入っているように三人のヒロイン、三人のラスボス、三種の覚醒など三つ巴を意識した展開が常に入っている点もポイント高い。

・グランドルート
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主人公の中に強制的に埋め込まれていたヴァルゼライドのコピーが実体化してラスボス化。前身であるヴァルゼライドの失敗から学び成長しさらに厄介救世主と化してたわけだけど。

このルートはバトル系ストーリーのお約束を詰め込みまくったお手本のような展開だった。

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師弟対決に始まり、
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親友キャラの奮闘、
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遊戯王の遊戯対アテムを彷彿とさせる、半生を共に過ごしたもう一つの人格との最終決戦、
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金色のガッシュにあった志を共にした仲間の能力の無制限使用可能能力、そしてその全てを打ち破る敵の覚醒と予想外の打倒法とヴェンデッタに続きバトル系のテキストの中でも随一の出来だった。

他のルートだと常に死んでた主人公がこのルートだと生存するし、
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ヴェンデッタで上位世界に飛ばされてた前作主人公が戻ってこれた終わり方は前作の心残りもなくしてくれる最高の「続編としてのエンディング」だったと言えると思う。