猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

ハナヒメ*アブソリュート! 感想

おすすめ度★☆☆☆☆

シナリオ 20/50
システム 9/10
キャラ     7/10
音楽      10/10
声優       9/10
絵           9/10

点数64

バトルシステムはクルくるの劣化。ゲージ技に個性と種類が増えた点が唯一の長所。それ以外はマジで劣化。なぜ数年前のゲームと似たようなシステム出していてその上で劣化するのか。これ買うならクルくる買ったほうがまし。
シナリオは全体的に酷い

前作までとは違ってゲームという安全な舞台。いやまあどうせゲームが現実に?!みたいになるのは知ってたけどそれはお約束なのでいいです。
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ただゲームが現実になってもやったことといえばフィールドの飲み込まれた人たちが人形になっただけだったので緊迫感全然なかった。フィールド範囲も主人公たちの学園のみ。徐々に広がっていくという設定だったけど、町の電源を落とせば敵が即死という最終手段も早い段階から分かってるのでラストバトルにかける意気込みみたいなのも湧き上がってこなかった。

敵のほうも、女王+生徒会メンバーの合計五人のみであとはスライム的な意思のない雑魚だけ。頼みの生徒会メンバーもほぼ全てのルートで洗脳されて喋らなくなるので女王以外はほぼスライムだった。

あと最も許せないというか全てを台無しにしたのがバトルスキップ確認機能。
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クライマックスバトルの激熱の(実際は全然熱くない)展開になっていざ、バトル!ってなった次のクリックで

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ふざけんな!!!

これが全てのバトルで出てくる。 システムでのオンオフももちろん不可。
スキップするとバトル勝ったことになって展開が進むしペナルティなし。
 
このブランドは自社の強みをなんだと思ってるのか。
というかノーリスク回避可能な戦闘を全てやらされるプレイヤーの気持ちをなんだと思ってるのか。クリア後の爽快感とか始める前から奪い取られるわ。

ストーリーの前提条件としてこれらの要素があり、どのヒロインのルートも基本的に短く、マジでいいところがない。隠しルートだった会長ルートはさらに短く、ほとんどサブキャラルートだった。
ただ、メアルートだけは他のヒロインよりちょっと長いし、基本を押さえた展開をやってくれたのでメアルートだけはそれなりに良かった。メアだけはきちんとヒロインとして可愛かった。イメージ1966

あと追加ルートが確約されている杏子もキャラとしてはくっそ可愛かった。
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キャラ萌えゲーとして考えればまあ無しではなかったけど前作二作と比較すると悲しみしか生まれないゲームでした。あとここのメーカー作品出すまでのスパンがとても長いのでこれが最後に買ったゲームになるかもしれないと思うと辛い。クルくるで止めておけばよかった。