猫のお戯れ

オタクのほんわか感想ブログ

ヘンタイ・プリズン感想

おすすめ度★★★★★

シナリオ  47/50

システム    7/10

キャラ       9/10

音楽           8/10

声優           9/10

絵              9/10

 

点数89

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魅力的なキャラクターと息をも持つかせぬパロネタラッシュで一気にクリアできる名作。

日常シーンに入れたバックグランドボイスがめちゃくちゃ読みづらいのと途中のゲーム作りでちょっとダレた以外は完璧だった。

基本的にボイスは半分くらい聞き飛ばすからバックで声出されても最後まで聞かねぇんだよな。テキスト読むのに意識の八割くらい費やしてるねんな。あれやめてほしい。スクショも撮りづらいし。

 

 

この作品の凄いところはパロネタの元ネタ配分だと思う。

パロネタ関係で遊戯王カブトボーグが多かったのって、マスターデュエルリリースとカブトボーグBD発売があったからだろ。

パロネタの一番の弱点って理解されないことなので、話題になってるコンテンツからパロを多めに持ってくる判断は良き。なかなかできることじゃないよ。

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カブトボーグVxVはマジで名作アニメなのでBD買うように。

全52話の内容が濃すぎて全52期とか言われてるのはカブトボーグだけ。

 

さらに前作ぬきたしの弱点だった個別ルートの微妙な後味の悪さ。そこも改善してきていた。前作だと文乃捕まったままエンドとか普通にあってそこに文句付けてたわけだけど今作は基本的にどのルートでもヒロイン救われてるし。一番貧乏くじ引いてるのは夕顔だけどまぁ最初の頃の印象はマジで嫌な奴なのでセーフ。

 

さらに漢勃ちとか椅子の加護とかなんかよーわからんチート設定が無く、銃で撃たれたら普通に気絶、複数の警備員相手は逃げるしかないといったリアルに即した感じは脱獄物のハラハラ感を引き立ててて良かった。

 

立ち絵と名前があるキャラクター全員になんらかの背景や主義主張をしっかりと仕込んでいる点も読みごたえを増加させていた。主人公とヒロインだけじゃなく、サブキャラにも魅力があるの本当に凄いと思う。

その分テキスト量が増してるわけだけどフルプラの枠内に収めてるし。

カスみたいなシナリオで適当にゲーム出してる戯画とか紫は見習うべき。

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ただまぁヒロインの魅力だとぬきたしのが上だと思う。サブヒロイン年増多すぎるんよ。FDで攻略とか無理だろ。特に夕顔。

 

新年一作目から名作引くとかまじで幸先が良い。

今年は良いエロゲの年になるかもしれないと思わせてくれる名作でした。