Summer Pockets感想

おすすめ度★★★★★

シナリオ 40/50

システム   7/10

キャラ      10/10

音楽          8/10

声優          8/10

絵              8/10

点数81


小学生の夏休み、帰省先で地元の子と仲良くなって肌が真っ黒になるまで外で遊んで、夏休み最後の日に泣きながらお別れしたことを思い出した。まあ作り話だけど。

夏休み、特にどこかに出かけずにただ浪費した人間に痛烈にぶっ刺さる理想的な夏の過ごし方がそこにあった。あと紬ちゃんくっそ可愛いしルートも良かった。それ以外のヒロインはまあ普通って感じ。でも紬ちゃんの為だけにやる価値ある。


以下各ルート感想

鴎

今際の際からスタンド飛ばしてきた鴎と主人公が島を冒険する話。
謎解きに主軸置きすぎてる上に終盤ヒロイン消えるからギャルゲ感がなかった。


蒼

こいつのルートだけ露骨にセックス描写あったのなんなん。島の秘密に迫る核心のルートかと思ってたけど別にそうじゃなかった。あの蝶々結局なんなのか良く分からんかった。一部ヒロインの持つ時間移動の特殊能力とどう関係があったのか。あとあの狐なんなん。


しろは

異能持ってたからぼっちになってたほんとは心優しいヒロインとやらかしてぼっちになった主人公が少しずつ心を通わせていく感じが良かった。


true

謎の存在だったうみちゃんの正体が明らかになるルート。なぜかしろはがメインヒロイン。いやしろは確かに可愛いけど続投するほどだろうか。悪くはなかったけど個人的な不満点として最後のほう主人公が完全に空気だったのが不満だった。あいつ何しに来たねん。


紬

さいかわヒロイン。Summer Pocketsは彼女が完成させた。

ここエロゲと違うとこだと思ったけどエロシーンに費やす時間を静久とかいう神サブヒロインとの絡みに使ってたのほんと英断だった。やっぱ夏休みは友達と遊ぶっていうのも大きなウエイトを占めてるわけだからここ紬とただいちゃいちゃするだけだったらきっと物足りなかっただろうな。

夏休み序盤のいつまでも休みが続く感覚と終盤の確実に近づいてくる終わりという誰もが経験したものと別れが決まっているボーイミーツガールを合わせることによってより感情移入しやすくなってたように思う。これ狙ってやってたなら凄いわ。序盤から出てきた鼻歌を最後の別れに出してきた点といい、プリングルズの空き箱DIYといい細部まで作り込まれた綺麗なルートだった。これtrueで良かったんじゃないでしょうか。


trueとか鴎、蒼ルートとかいろいろイマイチな点はあったけど夏を上手いこと表現した良いゲームでした。特に紬が良かった。むむぎゅぎゅぎゅぎゅ～む～むぎゅぎゅぎゅぎゅ～むむぎゅぎゅぎゅぎゅぎゅ～ぎゅ～ぎゅ～。